別れ

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2010年4月19日 彼女を見送った後、俺は急いで寮へ帰った。 「いつでも連絡取れるんだ♪」 少しだけど、寮生活が楽しくなった。 登校時刻までまだ余裕があった俺は、制服に着替えながら 部屋を片付けていた… ん? ふと、ベッドの下に目線が行く 「こ、これは!?」 彼女の忘れ物…パン…ぶはっ! 「わ、わざとか?」 え、じゃぁ…履き忘れて!? それとも、此れが…置き土産ってやつか! 「取り敢えず…」 ジッパー付きのビニール袋に、大事にしまった。 間違っても嗅いだりとかしないからな! 「此れも大切にしよう」 彼女に買って貰った、お揃いの携帯ストラップ。 俺からは、第2ボタンをあげた。 今の制服はブレザーで予備のボタンが無いから、中学ん時に着てた学ランの第2ボタンを渡した。 彼女、凄く喜んでたなぁ。 つい昨日今日の出来事を、思い出しながらニヤニヤしていた。 彼女とお揃いの携帯ストラップを眺めながら、今日も元気よく学校へ向かった。
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