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「ごめんね」 それしか声が出せない。 「やっぱり、悩んでる?俺の事?」 頷いて、彼の顔を見ると涙が下に落ちた。 「昨日から、泣いてばっか」 そう言って、彼は私に近付いた。 「今までと同じ、友達でいてほしい」 心の底から、声を振り絞って岸本くんの反応を見る。 「いいよ。友達で。今は。だけど忘れないで、いつでも俺は入江の味方だってこと」
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