王道は大切

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気のせいでありますように、と祈りながらスクーターを止めて後ろを見てみた。 ケイスケ「なん…だと…」 振り返って視界に映ったものは、魔物や盗賊に襲われているのではなく、一人の男に襲われている女の子 ケイスケ「なんだ、ただの変態か」 再び、ブレーキを握りながらセルを回し走りろうとした時、約1キロ先にいたであろう女の子が俺の横を走りぬけた。 ケイスケ「…身体強化…かな。ってか、嫌な予感がする…」 男「おい、君。そこをどきたまえ。私の婚約者に何をしている」 ケイスケ「はい?女の子ならさっき横を走り過ぎ去りましたけど…」 男「何をいっているそこにいるではないか」 男が俺の左側を指差したので、横を見てみる。 女の子「あ、どうも。とりあえず助けてください」 ケイスケ「さっき通りすぎなかったっけ?」 女の子「なんとなく助けてくれそうな気がしたので戻ってきました」 なんだとこの野郎…じゃなくて女朗
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