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サラ「あの…学園長今のは一体…」
セリナ「ああ、今朝聞いたんだがケイスケのご両親が行方不明らしいのだよ。旅の理由はそれらしい。しかしカリナが言ったように年齢的に学校に通わなくてはならない、その場合国籍があった方が色々と都合がいいのでな。私の養子として迎え入れた」
おお、なんかそれっぽく説明してる
してるんだけど…
俺納得してないからね?
サラ「でも、学園長は朝に後見人になるとおっしゃっていませんでしたか?」
いいぞサラもっと言ってやれ!
セリナ「私も最初はそうしようと思ったのだがね…後見人になるにはその者の素性や後見人になる理由等色々書類を通す必要があるので一ヶ月ぐらいかかるのだよ。その点養子縁組にしてしまえば孤児を拾った等の簡単な理由で書類が通りその日に認可が下りる」
サラ「なるほど…それなら仕方ないですね」
おいサラ!もっと粘れよ!なんでそこで諦めるんだよ!お前はもっとやれば出来る子なんだよ!
セリナ「まあ、ご両親が見つかれば養子縁組を切ればいいしな。姓もソウマのままだから特にかわりはないよ。あとは住むところなんだが…ヴァイスの所に置いておくのは教育者としては少し認められないところがあるな…」
サラ「いえ、問題ないと思いますが…」
セリナ「いや、君たちだけ特別に認めてしまうと他の生徒たちからの不満の声があがるのでそれは避けたいのだ。かといってこの学校には寮はないし…ギルドに任せっきりというかあいつに借りをつくりたくないし…」
あ、なんか次の話に移ってるし…もういいよ…
ケイスケ「この辺に賃貸とかないんですか?」
セリナ「あるにはあるが…王都だからな…家賃が高いが…ケイスケは所持金あるのか?」
………はい、ございません
それどころかサラに金板の借金がございます
セリナ「ないんだな?」
ケイスケ「…はい」
セリナ「なら私の家…」
サラ「それはそれで問題があると思います!」
セリナ「…の離れに住んでもらおうかと思ったんだがそんなに必死に否定しなくてもいいだろう?」(・∀・)ニヤニヤ
サラ「…!」
とりあえず二人とも俺の意見は聞かないわけですね
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