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この世界では学校は9月から始まるらしい
俺が編入してから一ヶ月が過ぎた
俺は学校が終わるとギルドに向かい依頼をこなしていった
初めての討伐の時は生き物を殺す感覚に戸惑い何回かこなすとなんとか心構えというかそういうものができた
まあ数回吐いたし、少し寝込んだこともあったけどね
ケイスケ「…はぁ、借金返済まで道のりは長いなぁ…」
サラ「だから別に返さなくてもいいって言ってるじゃん」
ケイスケ「そういう訳にはいかねぇよ。さすがにお礼としてもらうには高価すぎるっての」
サラ「別にいいのに…」
ジルド「なあなあ…ケイスケさんよ?もうすぐテストがあるんやけど対策はやっとるんか?」
はい?こやつ今なんと申した?
ジルド「いや、そんな顔されても」
エドラ「ケイスケ…依頼ばっかり…」
トスカ「いやいや、授業をきちんと受けていれば問題はないですよ。ね?」
ケイスケ「……………」
ミネラ「おいおいトスカ。ケイスケの特技忘れたのかい?」
ケイスケ「なーんてんな!大丈夫だよ。テスト?筆記だろ?楽勝に決まってんじゃん」
読者の皆は忘れてるかもしれないが俺は神から知識を貰ってるんだぜ?
筆記なんて楽勝に決まってんじゃん
シェル「な!…嘘…だろ?」
シェルが愕然とした顔で迫ってくる
シェル「あれだろ?家で先生に教えてもらってるんだろ?それか次のテストの解答教えてもらったとか!」
俺の肩をつかみ前後に揺さぶってくる
ケイスケ「ちょ…待て…おい…ウェプ…」
オレク「シェル止めときなよ。ケイスケに聞きたいんだけど…この魔方陣は一体何を表す」
オレクが俺の言葉を信用していないのか魔方陣が乗った辞典を見せ、一つの陣を指さす
ケイスケ「えーと…これがこうだから…相手を眠らせるスリープだろ?あ、こいつもあるから…これ救護用の回復魔法陣じゃん」
オレク「…なんでわかるのかな?これ、学校じゃ教えないんだけど?」
ケイスケ「だから大丈夫だっていったろ?」
全く人の言うことを信用しねぇな
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