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「連くん!誰と、話してるの……?」
そこにいたのは愛するべきマイダーリン(違ったハニーだ)の由利がいた。
肩までの藍色に近い黒髪を揺らしながらこちらに迫ってくる。
「あ、黒木さん!あのねさっき雪原と……」「黙れ、雌豚。」
ギロリと鋭く工藤を睨むと工藤は怯み、怯えた。
いつからそんなサディスティクぅになったんだい。
その睨んでいた視線は工藤から外され今度はその鋭い視線は俺に向かった。
只ひたすらに“逃げろ”と命令する本能に俺はとりあえず反抗することにした。
「由利」
「……連くんはなんで浮気するの?」
「由利」
「答えてよ連くん。」
「由利」
「愛してるよ。」
愚直な俺はその言葉しか思い浮かばず、その言葉をひたすらに吐き出した。
「愛してるよ由利」
「じゃあ何で工藤さんと話すの?」
冷静に冷徹にそして冷酷を目指してるんだか知らないが由利は冷たく俺に問いた。
「由利を愛してるからだよ」
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