ネコノワルツヲ

＊1

ボクは
キミに出会って

観るもの聴くもの
全て明るく…そして

美しく見えたんだ

今でも覚えてるよ
あの日の感覚を

キミがいなくなって
初めて気付くボクの中で

どうして
キミがいないと
生きていけないのか
それが不思議で
ボクにもわかんないんだ

それはキミが
ボクに優しくしすぎたから
人は泣いたら
忘れれるよと励ます

でも、泣けないボクは
ずっと君を忘れれない

…どうして？
もぅ､辛いよ

ボクを
もぅ一度撫でて？

淋しいよ、恋しいよ
切ないよ、悲しいよ

キミに会いたいよ

月がまた欠ける夜
ネコのボクは

あの頃に戻りたくて
キミと出会った場所

桜の下に行く

桜は静かに散り
優しくボクを宥める

ボクが悪いネコで
ごめんね…涙が涙が

止まらないんだ…ずっと