―其ノ弐―

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―其ノ弐―

≪言技辞典≫ 一、石に花咲く ことわざ本来の意味:実際には起こり得ないことのたとえ。「石に花」「石の上の花」「岩に花咲く」とも言う。類義するものとして「枯れ木に花」「男猫が子を産む」「朝日が西から出る」「川の石星となる」等がある。 能力:ありえないことを現実にする。 発現者:世村七郎 ランク:不明  ◇ 二、阿吽の呼吸 ことわざ本来の意味:力を合わせて一つの物事に取り組む時、お互いの微妙な気持ちや調子がぴったりと合うこと。阿吽の『阿』は吐く息、『吽』は吸う息を意味している。 能力:二人で一つという珍しい言技。互いの体調、心情、その他を含め相手のことが手に取るように理解できる。 発現者:植月修、池尾光喜 ランク:梅ノ中  ◇ 三、袖振り合うも他生の縁 ことわざ本来の意味:知らない人と道で服の袖が触れ合う程度のことも、前世からの深い縁によるものであるということ。どのような出会いも大切にしなくてはいけないという教え。また、『他生』は『多生』とも書く。類義するものとして「躓く石も縁の端」「行きずりの宿世」等がある。 能力:触れられるくらいの近距離にまで近づいた相手と、友人になるきっかけを生み出す。 発現者:綱刈きずな ランク:梅ノ中
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