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「そういや、居たな」
「その様子、考えていることは僕達と同じですね」
「お前達もこの空気が気に入らないということか…」
「ま、そーゆーことだ」
「もちコース、似合わないぜ俺達には」
「ところで、他の方々はどこへ?」
「もうすぐ戻ってくる、そうすれば理由がわかるぞ」
その言葉とともに部室棟の廊下がざわめいてきた。
他の部員達が戻ってきたのだ。
「いやぁ、全員分買えたねぇ」
「並ばないと買えないからねぇ」
「「「大体わかった(ったな/りました)」」」
翔、甲兵、シンホンが異口同音に呆れていた。
「お前ら、また…」
「だって、あそこの限定ケーキは並ばないと…」
「マジで!?俺も…、ってそういう場合じゃなかった!」
ちなみに、翔は甘党である。
「ちょっと先輩方!ここが何部だかわかってるんですよね」
「ひぃぃ…」
戻ってきた先輩部員達は翔の眼力に揃って腰を抜かしてしまった。
ちなみに、これでも翔にとってはかなりセーブしたほうである。
「あれに俺らはよくやられたんだよな…」
「バスケって眼力勝負の面もありますからね」
「…そうとも言うな」
「おかげでまともな練習ができんのだ。そのせいで鳴海が辞めてしまった」
「This is heavy…」
部長は深いため息をついた…。
その発言を裏付けるような出来事を後に翔達4人は見せつけられてしまうことになる。
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