僕と君は力をつける為に悪魔を使役していく

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「おっ!来た来た!一発なぐらねーと気が済まねーよ」 「マジでマジで」 とクラスの男共はトイレ前にたまってやがる 「ん?あっ…明日香ちゃんもいるぞ」 と一人が気付く 「卑怯なやつだな…家須のくせに」 僕が卑怯じゃ悪いか… まあ連れてきた訳じゃないぞ 「やあ…皆お揃いで」 「やあ…家須くん!中に入ってもらえないかな?大事な話があるんだ」 アスモデウスの前じゃいい人ぶるきがこいつら 「えっ中に?入るスペースないよね?」 「いやいや家須くんの為にトイレあけてるから入りたまえ」 「入りたまえ!」 全員ではもってんじゃねーよ 「さあさあ!」 男共の波が押し寄せ僕をトイレの中に連れ込もうとする その時 アスモデウスは僕の制服の裾をちょこっと掴み 「あの、家須くん?皆?授業始まっちゃうよ…みんな授業に出ないの?そうゆうの嫌いだよ…」 とうつむき呟く 男共の波はさっと散り 「授業…授業だよね!明日香ちゃん!」 「あっあ…授業でなきゃな!」 「さぁ戻るぞー!」 一同「おー!」 と教室の方へ向かっていく 皆がいなくなり 「ххх野郎共が…とりあえず厄介ごとはまだ早いぜ…もどっぞ聖人」 とアスモデウスは呟き教室に歩きだす すごい演技力だぞアスモデウス!
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