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「凌くん」と和音が隣にいて、顔を覗きこむ。何時も腕に絡み付くから、柔らかい胸が当たるんですけど…。
「彩は、好きな奴いるの?」思わず聞いてた。
「いや。彩から、男の話しは聞いたことない。多分、キスさえ未経験だよ。あの子はね。本当に好きな人に出逢うのを待ってるんだって。だから、それが小次郎くんだったら良いなって思ってるよ。」
「へえ~。」
今どき、そんな女もいるんだ!!
俺の周りにいる女は、心が無くても、体を求めるような女ばっかり。
大事にしていた彼女も、あの家庭教師となんだか、怪しいしな。
思わず、ため息がもれた。
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