高校時代の始まり

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和音と話しながら、男に挨拶される度に、固い表情をする。 和音に見せる笑顔は、可愛いのにな…。 なんだか、目が離せない… しばらくすると、彩は和音を置いて帰っていった。 追いかけようか?と思った時、和音に捕まった。 「ちょっと待ってよ」と離そうとした時 小次郎が「先帰るわ」とカバンを持った。 チェッ。先超されたな…。 俺が女を追いかけるなんて、馬鹿らしいことできないよな。 変な俺のプライド!! さっきから、和音に腕を組まれて、肘に胸が当たるし…。 この女、誘ってるのか? 俺は、感じない振りをしながら、他愛ない話をした。
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