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結局、一人家に帰った。
静まりかえった家。
俺の母は、いわゆる夜の女。俺と母の二人暮らしだから、夜は何時も一人だった…。
いつからか?
一人で居たくない夜は、女と寝ることを覚えた。
女には、不自由しなかったし、食欲も、性欲も満たしてくれたし、時にはこずかいをもらっていた。
これでも、母に負担をかけなくないという思いもあったから。
彼女は、お嬢様でキス止まりだったし。。。
俺なりに、大事にしている。
彩かぁ…。
なんか、気になる女だな。
もう一度、話してみたい。
「今から、会えない?」
服屋のねーさんからの✉だった…。
面倒だなぁ…
「迎えに来てくれるなら。」と、答えた。
すぐにやってきた女は、俺を車に乗せるとホテルへ。
「凌、新作なんだけど、きてみてよ。」と紙袋を広げた。
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