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「社長、私が何も知らないとでも?社長のお楽しみの時間の事です」
「!!」
それを聞いた途端、社長の顔色が一気に変わった。
「…古城(ふるしろ)くん、君は、何を言いたいんだ?私の趣味?の時間だって?」
すると、その古城と呼ばれた男性は笑った。
「社長の社会的なイメージを崩すような事は、けして致しません。
社長が…いえ、拓司さんが何人もの男性とハダカで…フフッ」
それを聞いた社長は、思わず立ち上がり、机に手をつき、うつ向いていた。
「…どこで、そんな情報を!?」
「たまたま社長が、ある店に入られるのを、お見かけまして…
そこは確か、男が男に癒される所だと記憶にありましてね。
すぐに私も入り、店の人に確認しました。
社長という事を隠していて、髪型も服装も違いましたが、名前はタクジだと聞きました。
しかも…聞いてしまったのです。社長が、可愛い声でないていたのを」
「……」
社長は、歯をくいしばり、体を震わせた。
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