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飴玉を噛み砕いた六兜は、満足げに親指でリヴォルヴァーを回した。 不気味な金属音が、トラック特有の振動音と入り混じり消滅する。 「そーいや今日の遠征は…愛媛だっけか。くそド田舎だな」 「田舎ってのも良いところだと思うよ…っていうか愛媛って何処だっけ。聞いた事はあるんだけど」 「四国の左上ん所だよ」 「四国って福岡とか熊本とかあの辺の…」 「だー!!違うっての。四国はだなぁ、こう…なんかこんな形の…ひし形を摘まんで潰した感じで…」 「あ、ここか」 輝一はポンッと拳を叩いた。
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