5人が本棚に入れています
本棚に追加
飴玉を噛み砕いた六兜は、満足げに親指でリヴォルヴァーを回した。
不気味な金属音が、トラック特有の振動音と入り混じり消滅する。
「そーいや今日の遠征は…愛媛だっけか。くそド田舎だな」
「田舎ってのも良いところだと思うよ…っていうか愛媛って何処だっけ。聞いた事はあるんだけど」
「四国の左上ん所だよ」
「四国って福岡とか熊本とかあの辺の…」
「だー!!違うっての。四国はだなぁ、こう…なんかこんな形の…ひし形を摘まんで潰した感じで…」
「あ、ここか」
輝一はポンッと拳を叩いた。
最初のコメントを投稿しよう!