10/18
前へ
/48ページ
次へ
一言で言ってしまえば、血溜まりの街。 これは明らか、100人以上殺してるんじゃないかと思われる血量だ。 「これは…やりすぎじゃね?」 靴の裏で液体の存在を感じながら、唖然とした。 眼前には大量の死体が、浜に打ち上げられた魚群のように無造作に転がっている。 ビルの向こう側では未だ土煙が舞い上がっているので、あちらにも死体がゴロゴロあるはずだ。 「なぁ、輝一」 「何?」 「指定された人数以上殺すと、チームで連帯責任だよな」 「…だね」 「それって指定された人数の何%以上だった?」
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加