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一言で言ってしまえば、血溜まりの街。
これは明らか、100人以上殺してるんじゃないかと思われる血量だ。
「これは…やりすぎじゃね?」
靴の裏で液体の存在を感じながら、唖然とした。
眼前には大量の死体が、浜に打ち上げられた魚群のように無造作に転がっている。
ビルの向こう側では未だ土煙が舞い上がっているので、あちらにも死体がゴロゴロあるはずだ。
「なぁ、輝一」
「何?」
「指定された人数以上殺すと、チームで連帯責任だよな」
「…だね」
「それって指定された人数の何%以上だった?」
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