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「…言っている意味が理解しかねますが」 「つまりやな、早死にするっちゅうことや。今まで君みたいな奴いろいろ見てきたけど」 そこで一端、神城は言葉を切った。 煙草に火をつけ、紫煙の向こう側に広がる夜空を見上げる。 「皆、死に急いでるようにしか見えへんかったからなぁ」 神城の後ろ影が、寂しさを宿した。
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