俺、登場

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天龍の名前を叫んだ俺は光の中にいた。 「この光りは! どこかのアニメの変身シーンで使われていそうな感じだな。」 ちょっと待てよ・・・ 変身って事は服も変わるのか? まさか変な格好てのはないよな。 僅かな不安を抱いているうちに変身は終わった。 「――て、天龍を持ってるだけか!」 俺の右手には、さっき想像した天龍が握られていた。 服は何も変わらず学生服のままだ。 「良かった・・・」 僅かな不安が無くなり安堵の息をもらした。 「何が良かったんですか?」 アルカイドの問いに答えようと思ったけど 「気にしなくていい、今はこっちが先だ!」 飛んでくるスライムに対し、天龍で斬りかかってみた。 「ブモー!!」 意外とスライムは遠くにぶっ飛んでいった。 気味の悪い呻き声をあげながら・・・ 「このままいけるか?」 俺はその時まではこいつを倒せると思っていた。
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