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「すぐそこで、捨てられてたんだ。 そしたら付いて来て。」
「別に飼ってもいいぞ。 丁度、店のマスコットキャラクターになりそうだしな。 その猫、何よりも虎模様だからな。」
あっさりと承諾したな、しかし
「マスコットキャラクターって・・・」
まぁ、いいか。 アルカイドも住めるようになったことだし。
「――で、そいつの名前は?」
「アルカイドっていうんだけど・・・」
「アルカイドか・・・面倒だから『アル』な!」
「面倒って・・・」
はっ!?
アルカイド、僕の名前はそんなに面倒ですか?とでも言いたげな目で俺を見ないでくれ!
「よかったな・・アル。」
許せ、アルカイド。
「よろしくな、アル!」
親父は嬉しそうに言った。
「にゃあ~・・・・・」
アルカイドは、まだ悲しそうだな。
「ははは・・・・」
とまぁ、こんな感じで俺の平凡で平和な日常は壊されていった。
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