俺、登場

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――10月10日―― 【星海市】 「やっと終わった~」 放課後を迎え(天川龍)はだらだらと自分の学校、【明神中学】を後にした。 俺はこの学校の3年A組で受験を迎える一応、大事な時期だ。 もう10月ということもあってか周りは受験モードに続々となってるみたいだ。 まぁ、俺はなっていないけどね。 余裕ってわけじゃないけどただ面倒くさいからかな。 とりあえず高校ぐらいにはいっておけって親父は言ってたから入れる場所にいこうと思ってる。 だから受験に関係なく平凡に暮らしている。 「やっぱり平凡が一番だよなぁ~。」 そんなことを呟きながらいつもの帰り道を歩いていると・・・ 「あの・・・すみません」 人の声がした。 たぶん俺と同じくらいかな、でもなんだか弱そうな感じだな。 「あれ?」 声の主を探そうと辺りを見渡すがだれもいない? 「おっかしいな~? 今、確かに聞こえたと思ったんだけど・・・」 まずいな・・このまま?マークを連発していたら周りからみたら少しおかしい人になってしまう。 「あの・・ここです!」 声がした先にいたのは・・
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