出渕 門司

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気が付くと私はフカフカの布団に横たわっていた。 何とも気持ちがいい。 二度寝をしようと寝返りをうった瞬間、掛け布団と体に僅かに出来た隙間から、もわぁんと漂ってきた嗅ぎ覚えのある臭いで一気に脳が覚醒した。 更にその臭いによって、あの悪夢の記憶が呼び覚まされた。 「バウムクーヘン、、、。」
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