めぞん・ド・ミルフィーユ

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「父の遺言ですので、、、。」 新しい生活にも大分慣れて来た頃、初老の男が夕記の元を訪れた。 男性は弁当の配達先である一人暮らしの老人、雲賀 馨(うんがかおる)の息子であり、父親の遺言を伝えに来たという。 歳は大分離れてはいるが、雲賀 馨はまだこの土地に友人のいない夕記の、唯一の友達と言ってもいい存在だった。 雲賀は下ネタ好きの老人で、夕記のう○この話しが大好物であり、夕記が弁当を届けに来るのをいつも楽しみに待っていてくれた。
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