めぞん・ド・ミルフィーユ
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アパート名は『めぞん・ド・ミルフィーユ』に決めていた。 雲賀が夕記の話した汚物のミルフィーユの話が大好きだったからだ。 「このへんのはずなんだけど、、、。」 しばらく歩くと、ピンクの屋根の古い木造アパートが見えてきた。 「これが私のめぞん・ド・ミルフィーユ、、、。 って、じーさん頼むよ、、、。」 アパートの外壁にはデカデカと『雲小草壮』と書いてあった。
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