降臨

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「ふう…ただいま~」 「あら、お帰り。いい顔してるじゃないの」 「へへ…」 本日二度目の帰宅。 一つ壁を乗り越えた僕はいい顔をしていたんだろうか。 「母親、お腹が減ったよ」 「は~い。もうできてますよ」 僕は母親とご飯を食べ、風呂に入って部屋に戻った。 ちなみに僕の部屋は二階である。 いつもよりも今日は気合いを入れてたくさん走ったせいか、まだ夜10時だが眠い。 それに、明日からは2学期が始まる。 「眠い…もう寝よう」 僕は今日の練習を振り返る暇もなく眠りに落ちた。 …トイレ行きたい。 目が覚めてしまった。まだまだ暗い。夜中みたいだ。 「トイレ行っとくか」 僕はトイレに行くために、ベッドから身を起こした。
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