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そいつは俺をじっと見つめると、安堵したような表情になった。
「はああ。消えちゃったのかと思ってびっくりしちゃいました!でもいてくれて良かった♪」
いきなり彼女がそう言い出した。なんだかよくわからない。
っていうか何一つわからない。
謎だらけの僕は、思いきって話すことにした。
「あの…。君は誰?あとなんでここに?」
良かったあ、と言っていた彼女は、僕からの質問は予測してなかったのか知らないが、急にあたふたし始めた。
「そそ、そうでした!そこを話さなきゃいけませんね」
不思議な子だなあ。
でも僕はこの子に少し親しみやすさを感じた…気がする。
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