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「それは本当の話?」
「へっ?えっ、疑ってるんですか!?」
「いや、別に」
「ならいいんですよ♪」
一瞬。
ほんの一瞬だけ違和感があった。
とはいっても、彼女がそう言うなら僕はそれを信じることしかできない。
ならそれでいい。僕に分かるはずがないから。
ふと時計に目をやると、もう夜2時を回っていた。
うわ、2時ってことを認識するとますます眠くなってきた。
「分かったありがとう。詳しいことは明日話そう」
「え!まだ話したいことが…あんまり無いです」
そう言い終わると、彼女は寂しげな顔をした。
「じゃあ僕はもう寝るね。お休み」
「わ、私も寝ますね。お休みなさい♪」
ん?どこで?
など考える暇もなく、僕はベッドに入るとすぐに死んだように眠ってしまった。
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