新学期

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朝だ。 時計の針は7時を示している。 目が覚めたものの何か動きづらい。 寝不足かな? 何度かベッド上でもぞもぞしてるうちに、やっと理由が分かった。 「あ、おはようございますだゃん♪」 そう、彼女のせいだった。 彼女は僕のベッドの横のところに背をもたれて寝ていたみたいだ。 それによって掛け布団がピンと張った状態になってしまったため、動きにくかった。 すぐ起きてくれて助かった。でも、少し悪いことしたかな。わざわざそんなところで寝てもらうなんて。 「はい、おはよう」 「早く一階に行きましょ♪」 と言うとルイナは、僕の腕を引っ張ってきた。 「え?ちょいちょい、一階は母親がいるんだけど…」 いろいろまずくないか? 「お母様には朝早くに事情を話させてもらいましたよ♪そしたらとても喜んでました!」 う~む。見えないところで話がどんどん…。
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