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「ただいま~」
「あら信二。お帰りなさ~い。今日は早いわね」
「ん?今日は記録を計る日でしょ。だから今から母親も一緒に公園に行くんだよ」
母親は思い出したかのように、
「そういえばそうだったわねぇ。もう1週間たつのね。ちょっと待ってて、すぐいくから」
と言った。
母親はストップウォッチを持って再び玄関に戻ってきた。
「信二、この家から公園ってよく見えるのよ。あなたはしっかりやってたみたいね。楽しみだわ~」
「見てたのかよ」
まあ確かに家は公園のすぐそばだもんなあ。
そして、今日の記録測定。僕もちょっと楽しみではある。僕なりに必死に練習したんだ。タイムがあがってるに決まってる。
そんなこんなで僕と母親は公園に戻って来た。
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