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お分かりの通り、ミオは紅の旋律を統べるギルドマスターです
歳は18、タケルより二つ年上なだけですが、相当の実力を持ってます
奥のバカでかい机をまわり込み、高級そうな椅子に座ったミオに、タケルが話しかけました
「で…何の用?」
「冷たいなあ~…用がなきゃ呼んじゃダメなの?」
「つーか早く帰って寝たいんだけど」
「もう…そんなこと言わないの!嫌いになっちゃうよ?」
上目使い+涙目
「ぐはっ!」
タケルは撃破された
これぞ定番、乙女の必殺技ですね
「わ、分かったから…、俺が悪かった」
「分かればいいのよ」
ニコニコとご機嫌になるミオだが、途端に真面目な顔になりました
「冗談はこれくらいにして…」
「冗談かよ」
「今日はタケルに頼みたい仕事があるの」
「しかも流すし………まあいいや。……で、俺に依頼か?他にも手が空いてるヤツいるだろ」
ミオはフルフルと首を横に振ります
「これはキミにしか頼めないの……“銀狼”であるキミに」
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