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適当に戦うという命令なので、タケル・ユータ組とナナミ・マリコ組で戦うことに…
四人はまばらに木々が生えている辺りで立ち止まりました
風でザワザワと木々が揺れる中、ナナミがタケルに向かって言います
「タケル、あんたは下がってなさい。危ないから」
「へいへい…俺は木の裏にでも隠れてますよ」
「ゲッ…俺一人で戦うんかい!」
「ま、ユータなら何とかなるだろ」
トテトテと離れていくタケルは、ユータに適当に返事をしました
(まっ、確かに本気でやれば全く問題ないが……それはそれで問題だし。三割くらい力を出すかね)
「ねえユータくん。女の子に本気出したら嫌だよ?ちゃんと手加減してね」ハート
「はい!!!!!」
なんか早くも性格が変わり始めたマリコの言葉に、嬉しさ全開で返事するユータ
(ユータ……アホだな)
マリコが手を前方でクロスさせ、詠唱を開始
「我、求めるは灼熱の弾丸―――フレイムストライク!!」
ズドォォォォ………ン
ユータ、爆☆殺
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