魔法演習

3/5
783人が本棚に入れています
本棚に追加
/443ページ
適当に戦うという命令なので、タケル・ユータ組とナナミ・マリコ組で戦うことに… 四人はまばらに木々が生えている辺りで立ち止まりました 風でザワザワと木々が揺れる中、ナナミがタケルに向かって言います 「タケル、あんたは下がってなさい。危ないから」 「へいへい…俺は木の裏にでも隠れてますよ」 「ゲッ…俺一人で戦うんかい!」 「ま、ユータなら何とかなるだろ」 トテトテと離れていくタケルは、ユータに適当に返事をしました (まっ、確かに本気でやれば全く問題ないが……それはそれで問題だし。三割くらい力を出すかね) 「ねえユータくん。女の子に本気出したら嫌だよ?ちゃんと手加減してね」ハート 「はい!!!!!」 なんか早くも性格が変わり始めたマリコの言葉に、嬉しさ全開で返事するユータ (ユータ……アホだな) マリコが手を前方でクロスさせ、詠唱を開始 「我、求めるは灼熱の弾丸―――フレイムストライク!!」 ズドォォォォ………ン ユータ、爆☆殺
/443ページ

最初のコメントを投稿しよう!