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ある年の春・・・
僕、霧崎雷斗が7歳の時ある大きな事件が起きた
フランスやドイツ、イギリス等のヨーロッパでテロが起こりテロ組織に一部地域を占拠されたという事件だ
この事件は瞬く間に世界中でニュースとなって広まった
もちろん日本にも
そしてテロ組織はたった1ヶ月でヨーロッパのほとんどの国を占拠した
このニュースを見た親父が急いでどこかに電話を していたのは覚えている しかし何を話していたか は分からない
そしてテロ組織がヨーロッパを占拠してから一週間たったある日珍しく仕事を休んだ親父がこう言った
「今からお前には修業して強くなってもらう」
「えっ?」としか言えなかった
急にそんな事を言われても何故そんな事をしなければならないのか分からなかった
「なんで?」と率直に聞いてみた
すると、
「お前が情けないほど体が弱いからだ」
と言った
確かに弱いと言えば弱い しかしだからといってまだ7歳であるそんな急にしなくてもいいのでは
と思った。
でも体を動かす事は嫌いではなかった だから
「やる!!」
と言った。
この時僕はこの修業は楽なものだろうと思っていた…
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