結成

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俺は国を立ち上げた。 護れなかったあの国を護れる力が欲しい。 その力を集めるには個人でまとまるだけじゃあ駄目だ。 一人一人が強固な武人でありながらも、系統立っていなければ有事に立ち向かえない。 どうすれば? その問いに対して出した答えの一つが、国を作ることだった。 表向きは傭兵の休息所とした。 俺の様に敗戦ばかりし続ける傭兵や、仕事にあぶれた傭兵。 彼らが新しい戦地に赴くまでのちょっとの間、休める国。 俺は『休暇国』と名付けた。 そして、もう一つの計画を動かし始める。
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