nine.

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「…え…」 質問の意味と、ここに朔がいる意味が分からず、声がかすれる。 「…唄…歌ってたろ。」 声を聞いただけで、 かなりドキドキして… 「…え…?…唄?」 声が震える 「なんで、知ってる。」 「なんでって…そこで歌っていたから…。」 望が朔の後ろを指差し、 「…一回しか聞いた事ないんだけど…なんていうか…響いたの。」 絶妙なハーモニーを奏でる二人組みの唄を聞きながら、望はふわっと笑った。 「…心に…」 .
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