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「…え…」
質問の意味と、ここに朔がいる意味が分からず、声がかすれる。
「…唄…歌ってたろ。」
声を聞いただけで、
かなりドキドキして…
「…え…?…唄?」
声が震える
「なんで、知ってる。」
「なんでって…そこで歌っていたから…。」
望が朔の後ろを指差し、
「…一回しか聞いた事ないんだけど…なんていうか…響いたの。」
絶妙なハーモニーを奏でる二人組みの唄を聞きながら、望はふわっと笑った。
「…心に…」
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