704人が本棚に入れています
本棚に追加
目を細める朔が、距離をそのままに望の言葉を聞いていた。
「…キスは…いくら?」
胸の奥がツンとして、視界がぼやけていった。
「…ホストだから…こうゆうの…慣れてるかもしるないけど…
…私は…初めてで…」
至近距離に、うつむきながら、
「…どおしたらいいのか…分かんない…」
嬉しかった…
ギュッって…
そんな事初めてだったから、
誰かに、
優しく
強く
ギュッてされるのって…
涙が出ちゃうほど嬉しかった…
でも…
私は…どんな存在…?
.
最初のコメントを投稿しよう!