刑部 蔵久

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愛想がなく、短気で、極度の面倒臭がり。 人の感情の機微には酷く鈍感で無神経。 口数はさほど多くないが、余計なことだけはハッキリ言う。 本質的には体育会系で肉体言語。 四人兄弟の三男、兄弟仲はさほど悪くない。 反抗期は父親の武力制圧されている。 男所帯の弱肉強食の食生活で身長のわりには痩せ気味、体が全体的に細いし体質的にも太り難い。 目下の悩みはそれによる筋力低下。 細いが必要な筋肉は付いており、しなやか。 甘過ぎるものも、辛過ぎるものも苦手、更に猫舌。 味覚のみならず感性が老人。 幼い頃から剣道を学んでいるが、実力主義で段位には全く執着がなく、周囲に言われて渋々取っている状態。 自分が今何段なのか分かってない(恐らく初段)。 蔵久の論理で言えば、段位と強さの実力は違う。 試合では反射的に行った攻撃(主に蹴り)が反則になったり、逆にそれを意識しすぎてリズムを崩し、競り負けることが多い。 分かっていても直らないのは、戦士としての勘が鋭すぎるゆえ。 鈍感な性格のせいか精神的な駆引きは大の苦手。 ただし、自身の戦闘中の集中力とモチベーションのコントロールはできる様子。 戦闘思考への切り替えが圧倒的に速く、戦士としての感性は長年戦ってきた矢蔭の遥か上。 体捌きに関してはスポーツ剣道の域を出ている。 剣術のみに固執せず、体術を織り混ぜる戦闘スタイルで、素手の喧嘩もそこそこ強い。 武器は刀、妖刀朧残月。 刀身だけでも、ゆうに1mを越える大太刀。 実は蔵久の体格には少々合っていない。 絵心は全くないが、意外にも歌が上手い。 朝に弱く、遅刻しないのは毎朝幼馴染みの誨蓮が迎えに来るためで、基本的に家事なども一切できず、ある意味一人では生きられぬ面倒臭い男。 非常に寝穢い。 光とは兄同士が親友のため隠れ幼馴染み。 本来は兄と区別するために名前呼びだか、学校では無用な騒ぎに巻き込まれぬよう名字呼びにしている。 禿げそうな分け目がチャームポイント。 実は異説・百鬼夜行におけるお色気担当は彼だったりする。
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