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「起りーつ、礼。」
クラス委員の号令で学校が終わり、放課後になった。
「おーっす!なぁなぁ、明日から冬休みだよな?遊びに行こーぜ!」
はぁ……このテンションが高く、ウザ………元気なヤツは三宅 俊哉 (ミヤケ トシヤ)、俺のクラスメイトだ。
「うるさい。死ね。」
「ヒドッ、言い過ぎでしょ?」
「ウルせーな、お前受験大丈夫なの?」
人もまばらになった教室で聞いてみる。
「バッチリ!つーか推薦でパワフル高校に行くし。」そーだこいつも野球部でスタメンだった。
「あっそ、逝ってらっしゃい。」
「えぇっ!自分から聞いといてそれ?それに絶対“行く”の漢字違うでしょ!」
「あぁ、もうウルせーな!帰れよ!」
「うぉっ!何かゴメン!」三宅はびっくりしながらも帰った。
「はぁ………俺も帰るかな…」
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