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次の日~
まだどこの高校に行くか決まっていない俺は気分転換にバッティングセンターに足を運んだ。
「さ~て今日も打ちますか!」
「ふぅ………今日はこのくらいで帰るかな。」
そうしてバッティングセンターを出ようとした時に、ふとピッチングコーナーが目に入った。
「!…………すごいな…(なんてきれいなフォームなんだ…)」
そこには俺と同じくらいの年の女の子が球を投げていた。
俺は気付いたら声をかけていた。
「もう少し腕を上げた方がいいよ。」
女の子は一瞬こっちを見てまた投げ始めた。
さっきよりもフォームが安定していいピッチングになっていた。
(まぁこれならさっきよりもコントロールが良くなってるし、大丈夫かな?)
そうして俺は出ようとした……
「待って!」
先ほどの女の子がおれを呼び止めた。
「え~と、何か?」
「さっきはありがとう。お名前は?」
「俺? 俺は神童 飛鳥だよ……君は?」
「私は橘 みずき(タチバナ)君ってもしかして………明神の神童君?」
「多分…神童は俺しかいないから。」
(何の用だよ…)
「へぇ~やっぱり? ねぇ、高校はどこに行くの?」
「………まだ決まってないよ。」
「ホント!?」
橘は目をキラキラさせて俺に言ったきた。
「もしよかったらウチの高校に来ない?」
……………はぁ?
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