序章

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アイツが触れた所から チンピラの体が燃え始めた …能力? いや,何か違う… 何なんだアイツ? 『このガキ!何しやがった!?』 慌てて火を消そうとするチンピラ 「………金」 『あ!?』 「金出せ。そしたら消してやるよ」 『ふざけんな!!誰がお前みたいなガキに… 「……じゃあ消えろ」 そう言ってもう一度チンピラの体に触れる 〈ボッ〉 『ギャァアアア… 分かった!金出すから!! 消してくれー!!』 「チッ,言うのが遅いんだよ」 そう言って 面倒臭そうに火を消し始める それにしてもあのガキ… 何て目してやがるんだ 全てを憎んでるような… 人を殺しても何も感じなさそうな… 全てが面倒臭そうな… でも, 生きたい、死にたくない そんな感じがする そんな悲しい目をしてやがる… そんな事を考えてる間に 火は消え、チンピラは気絶してしまっていた チンピラの服は焦げて 皮膚は火傷で真っ赤だった そして、チンピラのポケットから財布を取り出した 「まいどあり」
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