第一話

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『いや~、それにしても…お前面白いな』 なんだコイツ? いきなり現れやがって…… さっきまで気配なんて全くしなかったはずだ… なのに、いきなり…… コイツ……危険だ 「何の用だ?」 『用?用は特にないけど… そいつ,どうすんの?』 そいつが顎で指す先には さっきのクズがいた 「このクズか?別に,どうするつもりもないさ」 『そうか… それにしても,お前が考えたのか?それ』 今度は俺のコートを顎で指す 「だったらどうした?」 『いや,すげーなって。その歳でそんな仕掛けと金の調達方法考えるなんてな…』 「………」 『お前どう見たって14なってねえだろ?』 「……13だ」 『やっぱり!なのにこんだけの事が出来んだ。すげーとしか言えねーよ!』 「………別にやりたくてやってんじゃねーよ」 『ふ~ん…まぁ,普通そうだろうな。その格好からして、生活の為とかだろ?』 「………」 『………付いて来るか?』
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