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『いや、そんなことないよ。来てくれてありがとう。』
視点を変えると
モテる二人の友達もなかなかいいよな。
こうやって見舞いに来てくれるし。
そういや、今日は３年になって初めての学校だったな。
『今日から学校だったな。二人はクラスどうなった？』
俺らの学校は一年ごとにクラス替えがある。
なんでも せっかく同じ学校に入学したんだから 沢山の人と関わって欲しいという校長の考えでこうなったらしい。
『私と海は同じクラスだよ。』
二人はなぜか笑っていた。
そうなんだ。じゃ 俺は別のクラスか…
『俺はとこのクラスになった？』
今回は一緒じゃないんだ。なんだか退屈だな。
最後のクラス替えなのにな…
海は笑いながら、
『ﾘｭｳも同じクラスや。』
咲も笑って、
『なんで、そんなに落ち込んでたのよ。』
う…
お前らは
また俺をいじりやがって。
『別に、落ち込んでないよ。またお前らと一緒かよ。嫌だな～』
『ﾘｭｳは私達と一緒は嫌なんだ…』
咲は笑顔がなくなりうつ向いてしまった。
あ、やべぇ。
『いやいや、そんなことないよ。』
『そっ。 ﾘｭｳまた引っ掛かった。』
咲ははしゃく。
『おい。咲 お前な～』
それを見ていた海も笑っていた。
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