一、仙人降臨

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??「棗!」 誰かが私の名を呼んでいた。 棗「…何よ、大聖。何か用?」 私を呼んだのは大聖。 正式名は斉天大聖と呼ばれる仙だった。 大聖「用処の騒ぎじゃない!お前…月の雫を持ち出したって本当なのか!?」 棗「はぁ!?なんで?」 突然のことで私は理解できなかった。 月の雫とは仙界にとっては秘宝、つまりはお宝だ。 同時に月の力を宿した宝玉でもあった。 大聖「お前が盗んだんじゃないかって大騒ぎなんだぞ?」 どうやら…私が月の雫を盗んだという噂が流れているようだけど… おもいっきり濡れ衣(汗)
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