うそをつく

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. 背格好が僕に似ていた。 髪も同じに黒かった。 『大切にするね』 そう言って律の部屋から出て来た子は、律のお気に入りのネックレスを付けて嬉しそうに部屋から出て来たんだ。 僕がソレに憧れて同じの買おうかなって言ったら、お前には似合わない、って止めさせたのに。 それが、きっかけだったんだよ。 ね、些細なことだろ? .
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