1169人が本棚に入れています
本棚に追加
/69ページ
.
そうして僕が実家に戻って来て３日目。
「やー、相っ変わらず兄弟そっくりだなーお前等。
ん？春臣、お前が弟だっけか？」
「兄です…オーナー」
前に働いていた事と丁度夜勤が足りなかった事。
それと今、夕勤で働いている高校生の弟の口添えで無事働かせて貰う事になった僕だったけど…。
「おー、そーだったそーだった。
お前の方が微妙にちっせーから間違っちまうんだよなー」
初日は仕事に慣れる為とか言って何故かオーナーともう一人の夜勤の大学生の子と３人で入る事になって。
そして…。
「あのガキだった春臣が社会人だもんなー。
いや、お前結局就職蹴ったんだっけ？
ばっかだなー、このご時世に！」
「セクハラ面接で就職するならニートの方がマシです」
昔からの馴染みなのと懐かしさが相まって、仕事そっち除けでからかわれ放題だ。
.
最初のコメントを投稿しよう！