冒険の書1

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「最大の禁忌を犯しおったのよ!!」 なんか緊張しすぎて変な事を口走ってしまった。全身 鋼だったから教祖みたいな事を口走ってしまった。はっずー。 しかし目の前の勇者は驚きとまどっているというわけにはいかず、スタスタと私をフルシカトしてボス部屋へ続く扉へ歩き出した。 「いやいやいやちょいちょいちょいタンマタンマタンマ」 しかし勇者は回り込まれた。私にしがみつかれた。 「ほらただの屍がしゃべってんですよ?死んでるのにしゃべってんですよ?これって怖くないですか?これってトリビアになりませんか?」 私は必死にクソ勇者を止めようとしました。が。 「…はなせ」 私は剣を抜かれたので勇者先輩から離れました。 「いやもう本当すいません悪気とかないんです出来心なんです出来出来出来出来出来心なんです」 私は1000PP(プライド・パワー)を払い土下座を発動した。しゃれこうべがこうべを垂れるってか。笑えねぇよ。  
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