冒険の書1

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「はなれろ白骨死体」 「はい」 あれ?デジャヴかな?お母さんこれデジャヴだよね!再びしがみついた私に剣をチラつかせて脅す勇者様。土下座する私。 「いやでもボスってのはダンジョンの醍醐味でして…」 「興味ないね」 うるせーなチョコボ頭の厨二野郎がよー。頭パツキンに染めてこいや。 「いやでも一応レベル上げにもなりますしね?ここのボスはアンデッド族なんですぐ倒せますって!あいつら基本的に守備力0ですし!右手に盾を左手に剣を使えばイチコロっすわ!」 「見た目アンデッド族のお前が言うな」 やべー目がうっとうしいって言ってるよこれ。ボスがどうこう以前に私のライフポイントが0からマイナスになるよこれ。 「いや私こう見えても炎属性なんすよ!ちなみにここのボスはグールさんで、その脇を固めるのが二体のマミーさんです!大丈夫っすよグールさんは要するに腐った死体だしマミーなんてトチ狂ったみてーに包帯グルグル巻きにしてる変態なんで!」 私はボス部屋へと続く扉を指差しながら続けます。 「マミーなんてただの裸エプロンの包帯版ですよ!汚らわしい!ほら、あの扉をガチャッと開ければボスが--」 ガチャッ 「誰が裸エプロンだこの全裸野郎」 ボス出てきちゃった\(^O^)/  
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