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「はなれろ白骨死体」
「はい」
あれ?デジャヴかな?お母さんこれデジャヴだよね!再びしがみついた私に剣をチラつかせて脅す勇者様。土下座する私。
「いやでもボスってのはダンジョンの醍醐味でして…」
「興味ないね」
うるせーなチョコボ頭の厨二野郎がよー。頭パツキンに染めてこいや。
「いやでも一応レベル上げにもなりますしね?ここのボスはアンデッド族なんですぐ倒せますって!あいつら基本的に守備力0ですし!右手に盾を左手に剣を使えばイチコロっすわ!」
「見た目アンデッド族のお前が言うな」
やべー目がうっとうしいって言ってるよこれ。ボスがどうこう以前に私のライフポイントが0からマイナスになるよこれ。
「いや私こう見えても炎属性なんすよ!ちなみにここのボスはグールさんで、その脇を固めるのが二体のマミーさんです!大丈夫っすよグールさんは要するに腐った死体だしマミーなんてトチ狂ったみてーに包帯グルグル巻きにしてる変態なんで!」
私はボス部屋へと続く扉を指差しながら続けます。
「マミーなんてただの裸エプロンの包帯版ですよ!汚らわしい!ほら、あの扉をガチャッと開ければボスが--」
ガチャッ
「誰が裸エプロンだこの全裸野郎」
ボス出てきちゃった\(^O^)/
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