冒険の書1

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「てめぇナメた口 聞いてんじゃねーか。ただの屍のくせによぉ」 そう言って出て来たマミー先輩AとB。 それを見て面倒くさそうに剣の柄を握る勇者様ンサタバサ。 地面に膝をつく私。 短距離走のクラウチンチングスタート(ごめんなさい)みたいなこの姿勢は、臨戦態勢というわけじゃなく土下座へとスムーズに移行できる最もベストなフォームなのでR。 「ただの屍がいつから喋っていい事になったンだよ?あァン!?」 「誰が裸エプロンだっつってんだよコノヤロォォォ!はらわたブチまけんぞ!」 「ひぃぃっごめんなさいごめんなさい!違うんです違うんです!」 ヤバい一人めっちゃ裸エプロン気にしてる!マミーBがめっちゃ裸エプロン気にしてる!あれ絶対好きなコスプレ言い当てられて動揺してるよ! やばいやばいやばいどうしようどうしようどうしよう。やばい手汗やばい。手汗は骨だから嘘だけどやばい。 -------------- 特別コーナー 【恐竜博士のワンポイントザウルスアドバイス】 この時点で屍はすでに、引くくらい綺麗な土下座を決め込んでおるぞ  
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