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『おー、いるいるー。今年の入部は二人だけかぁ。』
先輩達のうちの1人が大声で話しながら歩いている。
『えー、それじゃあ大会に出れないじゃーん。』
『まぁまぁ、ソフトボール部に入ってくれただけでもいいじゃないか。』
『まぁ確かにな。』
先輩たちはしゃべりながらだらだらグランドに入ってきて、僕達の前まできた。
『こんにちわっす!』
僕達二人は元気よくあいさつした。
『お疲れ。これから一緒に頑張って行こうね。僕がキャプテンの小森、こいつが万田、こっちが田上、…………。』
キャプテンの小森さんがチームのメンバーを紹介してくれた。
『樋口です!よろしくお願いします!』
『北条です!よろしくお願いします!』
二人とも緊張した表情であいさつをした。
『二人ともそんなに緊張しなくていいよ。このソフトボール部は他の部活と違って、そんなに熱血じゃないから。ほら、もっとリラックス、リラックス。』
『は、はぁ。』
二人とも力の抜けた返事を返した。
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