第2章

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3年生 キャプテン 小森 副キャプテン 田上 万田 2年生 鶴川 山原 右近 1年生 樋口 北条 どうやら以上が🌕🌕高校のソフトボール部員らしい。 『8人かぁ。』 田上が残念そうにストレッチを始めている。他の先輩達も各々ストレッチをしている。 自由な部活だなぁと思いながら僕もストレッチをしていた。この調子なら練習も楽そうだしなどと心の中で考えていた。 『次はキャッチボールだ。』 キャプテンの小森の一声でみんな広がりキャッチボールを始めた。最初こそボールの大きさに戸惑ったが、すぐに慣れた。さすがは二人とも野球部出身だ。 『けっこう先輩達下手くそじゃね?』 北条が小声で話しかけてくる。僕も周りを見渡し、 『うん。そうだな、なんかみんな微妙だな。』 正直うまそうな部員は2~3人てとこだろうか。もしかしたら僕たちのほうがうまいかもしれない。 そんな事を考えているとポツリポツリと雨が落ちてきた。昨日といい、最近雨ばかりだ。 『今日はこれでもう練習は終わりだ。上がろう。』 キャプテンの一声でみんな走って部室に戻った。まだ4月上旬。雨に濡れるとさすがに寒かった。
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