第2章

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『ところで二人は野球部出身?どうりでうまいと思ったよー。』 鶴川が感心した顔で話しかけてきた。 『これで9人いれば、けっこういい試合できそうなんだけどなぁ。』 田上はまだ残念そうにぐちぐち言っている。 『みんな風邪ひかないように早く帰るんだぞー。』 キャプテンの一言でみんな急いで着替えて帰っていった。 北条と二人で帰ってる途中、後ろから話しかけられた。振り向くとそこには鶴川が立っていた。 『鶴川先輩お疲れさまです。』 『おー、お疲れ。ラーメン食いに行くか?』 急なお誘いに驚きつつも二人は行くことにした。 『おっちゃん!大盛りチャーシューメン3つね。』 僕達3人は小さなラーメン屋に来ていた。 それにしても大盛りとは…。北条はそう思っていたに違いない。 鶴川もかなり体はでかかった。僕と同じくらいかそれよりでかいか。 この二人が一緒にいると北条がいつもより少し小さく見えた。 『へい、大盛りチャーシューメンお待ち!』
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