第一章

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『あ~、今日から俺も高校生かぁ。』 教室に戻る途中に伸びをしながらとなりを歩いていた北条が話しかけてきた。こいつは中学の時からの親友で北条 修平(ほうじょう しゅうへい) 学力は普通くらいで、ルックスはまぁ平均点より少し上くらいか。AB型で少し難しい性格の時もある。 『樋口、部活何すんの~?』 『何も考えてないなぁ。運動するのダルいし、テキトーにパソコン部にでも入ろうかな。』 僕は何も考えずに軽く答えた。 『え?野球やんねーの?一緒に野球部入ろうぜ。』 『嫌だよ。あんなきつい練習はもうやりたくないし。』 僕は170センチの身長だが体重が90キロもある。中学の野球部の練習でもついて行くのがやっとだった。いや、ついていけてなかったっけ…
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